住宅ローン金利の引き上げ、ついに本格化?

最近のニュースで、「みずほ銀行が最優遇の変動金利を0.150%引き上げ、0.525%に」という話題が注目を集めています。割合としては決して小さくなく、これまでの超低金利に慣れた人々にとっては衝撃的かもしれません。

とはいえ、私の頭の中には1990年頃の住宅ローン金利6%という数字がこびりついています。当時はそれが当たり前だったわけですが、今では0.5%前後でも「高い」と感じるようになったのですから、時代の流れを感じずにはいられません。

低金利の異常性?

長期にわたり低金利が続いていることは、果たして正常なのでしょうか?

日銀の政策もあり、これまで住宅ローンの金利は低水準で推移してきました。そのおかげで、多くの人が「家を持つ」という夢を実現できたのは確かです。しかし、超低金利が続くこと自体が異常だったとも言えます。むしろ、少しずつでも金利が上がっていくのが自然な流れなのかもしれません。

金利上昇が始まると、住宅市場にどのような影響が出るのか。これから住宅を購入しようと考えている人にとっては、非常に気になるところでしょう。住宅ローンの負担が増えれば、当然ながら買い控えも起こり得ます。一方で、今後さらに金利が上がることを懸念し、「今のうちに買っておこう」と駆け込み需要が発生する可能性もあります。

これからの住宅市場

今後の住宅市場は、金利の動向次第で大きく変わるでしょう。もし日銀の金融政策が大きく転換し、本格的な利上げに踏み切るようなことがあれば、住宅ローン金利はさらに上昇し、住宅の売れ行きにブレーキがかかる可能性があります。

逆に、緩やかな上昇にとどまれば、買い手も売り手も慎重ながらも市場に留まるかもしれません。

いずれにせよ、これから家を買おうと考えている人は、金利の動きをしっかりチェックし、将来の支払い計画を慎重に立てる必要があります。「今が買い時か?」という問いに対する答えは、人それぞれの状況によって変わるでしょう。

1990年代の6%を思えば、まだまだ「歴史的低水準」と言えるかもしれません。しかし、これまでの超低金利に慣れすぎてしまった私たちにとって、0.5%台でも「高い」と感じる時代になったのは、なんとも不思議な感覚ですね。

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