こんにちは。
不動産営業の現場に身を置いていると、つくづく「人間って複雑だな」と感じます。今日は、そんな日々の思いと、私の心に残ったテレビドラマ『Gメン75』第141話「団地奥様族の犯罪」の名シーンを通じて、“人を見る目”の大切さについてお話ししたいと思います。
「どの顔も本当の顔かもわからんな」
この回では、速水刑事が殺された女性・塚本加代子について「彼女の本当の顔を知らなければ犯人は絞れない」と悩む場面があります。それに対して黒木警視はこう言います。
「どの顔も本当の顔かもわからんな。人間にはみんな裏表がある。一面だけしか見ていない者にはそれしかわからんかもしらんが、人間はそんな単純なものじゃない。」
この言葉、実は私たち不動産営業にとっても深く刺さるものがあります。
お客様の「表情」だけではわからないこと
ある日、マンション売却を相談された女性は、外では完璧な主婦として知られ、地域の行事にも積極的に参加していました。いつもにこやかで礼儀正しく、近所でも評判の良い方でした。
しかし、打ち合わせの際にふと見せた素の表情や、ご主人との電話中の声のトーンはまるで別人のように変わりました。
「家のことも夫のことも、全部私が抱え込んでるの。でも表では笑っていないと誰も信用しないのよ。」
明るい仮面の下には、怒りや悲しみを押し殺しながら生きるもうひとつの顔がありました。
家は「生活の舞台」、人生のドラマが詰まっている
不動産とは、ただの物件ではありません。そこには人の喜びも悲しみも、努力や葛藤、時には愛憎が入り混じっています。
『Gメン75』で、殺された加代子について語られる証言はまちまちです。
「子ども思いのまじめな母」
「年下の男を手玉にとる女」
「欲の塊のような女」
どれが本当か?黒木警視はこう言いました。
「生きるということは大変なことだ。そのため我々は無意識のうちにいろんな顔の使い分けをしている。加代子はそうやって一生懸命生きていたに相違ないんだ。」
不動産の売却や購入を決断する背景には、こうした“一生懸命生きてきた人生の一部”が隠れているのだと、私たちは忘れてはいけません。
「人を見る目」を養うことが営業の本質
物件の相場を読む力、契約書の読み解き方、税務や法律の知識ももちろん大切。でもそれ以上に、私が営業として一番大事にしているのは「人を見る目」です。
人は誰しも、状況によって顔が変わるものです。そして、たとえそれが「仮面」に見えたとしても、その下にはちゃんと理由がある。
だから私は、お客様がどんな状況にあっても、その人なりの「一生懸命」を信じて寄り添いたいと思うのです。
最後に
『Gメン75』の黒木警視の言葉を、私はこれからも心の指針としていきたい。
「我々警察官は犯罪捜査のテクニックを学ぶということも非常に大事なことだが、それ以上に人を見る目を養う必要がありそうだ」
これはそのまま、不動産のプロにとっても当てはまる言葉だと思っています。
住まいの売却、購入、相続に悩まれたとき、どうか安心して私たちにご相談ください。見えないところにこそ、真実があり、寄り添うべき「本当の顔」があるのですから。
ご相談・お問い合わせはお気軽に。
クローバープロパティでは、物件だけでなく「人」に向き合う不動産取引を大切にしています。

