バブル崩壊後の不動産市場:売りたい病に取りつかれた顧客の心理劇

バブル崩壊の余波を受け、不動産市場が右肩下がりの時代。そんなとき、投資家たちの心の中には、まるで病のように「売りたい病」が蔓延していました。

急に売りたい症候群

ある顧客がいました。つい1か月前にマンションを購入したばかりなのに、急に「もう売りたい」と言い出しました。彼の頭の中には「このまま持っていてもどんどん価格が下がるのではないか?」という不安が駆け巡っていたのです。

冷静なアドバイスも耳に入らず

「少なくとも10年間所有し続ければ、賃料収入が入ってきて、損益分岐点は大分下がりますよ」と私は冷静にアドバイスしました。しかし、彼は聞く耳を持ちませんでした。一度「売りたい病」に取りつかれると、何を言っても無駄なのです。

値下げの悲劇

結局、その顧客はすぐに売らないと気が済まないようで、かなり値下げしてマンションを売りに出しました。ローンとの差額は自己資金を投入し、売却を強行しました。まるで、火がついた家から逃げるかのように、彼は不動産を手放したのです。

まとめ

バブル崩壊後の不動産市場では、多くの投資家が「売りたい病」に取りつかれ、冷静な判断を失ってしまいました。市場の変動に惑わされず、長期的な視点で投資を考えることが重要であることを、改めて実感させられるエピソードです。

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