競売物件の強制執行

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2009年から競売物件を取引させていただいておりますが、今まで年平均で3件として業歴12年で落札件数36件、そのうち強制執行になったのは1件だけです。他強制執行になりそうな案件がいくつかありましたがだいたい手続きを進めている段階で和解や自主的に退去するケースがほとんどとなります。なかなか強制執行にはなりません。ちなみに強制執行したその1件は75平米の区分マンションでお部屋の中がごみ屋敷、4トン車2台分くらい?150万円位かかったように記憶しております。

2020年 競売入札落札成績

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令和2年(2020年)1月1日~令和2年10月19日現在、当社は東京地方裁判所の競売物件に25件入札して落札できたのは3件でした。落札率は12%でした。たくさん入札しないとなかなか落札できません。多く入札するので最近は入札前に物件をいちいち見に行きません。公告書(3点セット)だけでもある程度は判断できます。

裁判所の競売物件

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 金融機関は長期資金についてはリスクがあるのでどちらかというと貸したがらない、短期資金にシフトを置いている。短期資金すなわち事業者向けの融資である。よって一般人が競売物件を買うので長期(10年~30年)で融資を受けたいといきなり金融機関に持ち込んでもまず貸してくれないと思ったほうがいい。では競売物件を落札してこなすにはどうしたらいいか?

潤沢な現金があるのであれば何も考える必要はないが借入金でこなすには宅地建物取引業の免許を受けて不動産業を開業するしか方法はない。宅地建物取引業の免許があれば取り合えず短期の仕入れ資金は創業からそんなに時間が経過していなくても貸してくれる金融機関はある。短期(1年)の資金を借入して競売物件で転売を繰り返す。そのうち実績を蓄積することにより金融機関から長期の資金調達もできるようになる。

 そういうことなのでやはり競売物件は一般個人にはかなりハードルが高い。